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2024/04/07 22:19


こんにちは。心の若さは永久不滅!共生プロジェクト社会人組の磯部達也です。


私たち「共生プロジェクト」とは、

 “古き良き日本の伝統文化のすばらしさを世に広めよう!”

という想いのもと大学生が立ち上げたプロジェクトです。

前回記事に引き続き、本日は

【伝統工芸品ランキングBEST10】 京都-地元の魅力

より、沖縄の染織や織物に関する伝統工芸を紹介します。



目次

1 伝統工芸品とは

2 沖縄の国際色豊かな独自の文化の由来は?

3 沖縄の伝統工芸品

3-1織物・染め物

(宮古上布、久米島紬、琉球絣、知花花織、

八重山上布、八重山ミンサー、首里織、

読谷山花織、琉球びんがた、喜如嘉の芭蕉布、

与那国織、読谷山ミンサー、南風原花織)

3-2 その他

 (壺屋焼、琉球漆器、三線)

4 沖縄の伝統的工芸品の今

5 まとめ


3-1 織物・染め物

沖縄は、古くから多くの異文化と交流をしてきた地域で、中国や東南アジアの文化が融合して独自の文化が形成されました。

全16品目の伝統的工芸品のうちの13品目が織物・染織の技術。

宮古上布、久米島紬、琉球絣、知花花織、八重山上布、八重山ミンサー、首里織、読谷山花織、琉球びんがた、喜如嘉の芭蕉布、与那国織、読谷山ミンサー、南風原花織について、詳しくお伝えします!


宮古上布(みやこじょうふ)

宮古島で生産される上質な綿織物で、柔らかく肌触りが良いのが特徴です。

15世紀頃から苧麻を使った麻織物が織られていたのが始まりと言われ、糸を積むところから始まり1つの反物が織り上がるまで、数年かかることも珍しくありません。

日本の四大上布の一つに数えられ、藍染の麻織物の最高級品として重要無形文化財に指定されています。



久米島紬(くめじまつむぎ)

久米島で生産される絹織物で、軽やかで風合いが美しいのが特徴です

室町時代にはすでに紬が作られていたと言われています。

図案の選定、染色の原料の採取、糸の染め付け(そめつけ)、製織(せいしょく)のすべての工程を1人の織子(おりこ)が手作業で行います。


琉球絣(りゅうきゅうかすり)

琉球王国時代から続く伝統的な織物で、およそ600種にものぼる多彩な沖縄の自然や動植物を取り入れた図柄が特徴です。

14~15世紀に中国、東南アジアとの貿易が行われたことから琉球王国へ織物技術が入ってきたのが起源とされています。

琉球絣の織りは、緯糸を経糸の間に道具を投げ込んで手作業で織っていくという昔ながらの技法で作られ、日々1~2メートル位ずつを職人が丹念に織り上げていきます。


知花花織(ちばなはなおり)

首里や那覇周辺で生産される綿織物で、花や植物をモチーフにした美しい柄が特徴です。

知花花織の起源ははっきりとわかっていませんが、琉球王朝は盛んに中国や南アジアと交易を行っており、南アジアから伝わったと考えられています。

祭事の際にも知花花織の着物を着用して祭祀を行っており、その風習は現代にも受け継がれています。


八重山上布(やいまじょうふ)

八重山諸島で生産される上質な綿織物で、風合いがあり耐久性が高いのが特徴です。

かなり古くから苧麻(ちょま)を使った織物が用いられていたことが、『李朝実録』の記述などからわかっています。

苧麻から一反の着尺を織るための糸を作るには、経糸(たていと)が約50日、緯糸(よこいと)が約40日かかります。



八重山ミンサー(やいまみんさー)

八重山諸島で生産される織物で、幾何学的な模様が特徴です。

起源は定かではありませんが、アフガニスタン地方で見られる絣の帯が中国を経由して伝わったものだと考えられています。

現在は色も豊富で、芭蕉や苧麻、絹などさまざまな糸が使われたものもあり、観光客向けに小物や袋物などさまざまな製品が作られるようになりました。


首里織(しゅりおり)

那覇周辺で生産される織物で、鮮やかな色使いや独特の柄が特徴です。

14~15世紀の琉球王国は中国や東南アジアとの交易が盛んで、積極的に染織の技術が取り入れました。

特に首里王府の貴族や士族のために作られた織物技術が育ち、色柄や優美さ、格調などが追及されました。


読谷山花織(よみたんはなおり)

読谷山地域で生産される綿織物で、花や自然をモチーフにした柄が特徴です。

当時は細かい花模様を織り込む為には大変な手間暇がかかる為、王族、貴族以外は花織が織られていた読谷村の住民だけが身につけられる、大変貴重な布でした。



琉球びんがた

南国ならではの豪華な色合いと大胆な色使いが特徴です。

貿易を通じて中国やインド、インドネシアなどの染色技法なども伝わり、それらの技法を取り入れて琉球独自の発展を遂げました。

沖縄の自然に融合しながら、先人達により受け継がれる神秘的な染め物です。


喜如嘉の芭蕉布(きじょかのばしょうふ)

芭蕉布は古くから沖縄で作られてきた織物で、独特の芭蕉葉のような模様が特徴の喜如嘉地域で生産される綿織物です。

糸芭蕉の栽培から染め織りまで、地元の素材を使い一貫した手作業で行われる織物は国内でも少なく、喜如嘉の芭蕉布が幻の織物と呼ばれる所以となっています。



与那国織(よなぐにおり)

与那国島で生産される綿織物で、独特の風土と手作りによって染め織り上げられた素朴な美しさが特徴です。

室町時代に当たる15世紀頃から作られており、どの織物も島に自然に生える植物から作られる染料で染められた後に手織りされ、通常、デザインから染色、織りに至る作業を1人が担当します。


読谷山ミンサー(ゆたんざみんさー)

読谷村周辺で作られている織物で、綿織物の一種でありながら、独特の風合いや模様が特徴です。

その耐久性と使い勝手の良さから、ハンカチやハギレ、小物入れなどさまざまな用途に利用されています。

15世紀頃に中国や東南アジア諸国の交易品とともに伝来したといわれています。


南風原花織(はえばるかおり)

南風原地域で生産される綿織物で、多様な色彩の花糸を使った立体感のある浮き柄が特徴です。

一見すると刺繍のように緻密な図柄は、長年の修行と経験を積んだ職人だけがなせる技です。

<<< 1~3 沖縄の伝統工芸について

>>> 3-2 沖縄の伝統工芸 Ⅱ (その他)