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2025/05/04 19:28



みなさま、こんにちは!

エモインテリアの原口です。


今回は、

「伝統工芸品に興味があるけどどんなものから手を付けたら良いかわからない」

「伝統工芸品の素材にはどういうものがあるんだろう」

といったお悩みを持つ初心者の方に向けて、本ブログをお届けします。


伝統工芸品には、さまざまな素材が使われています。

それぞれの素材には独自の魅力や特性があり、それを知ることで工芸品への理解が深まります。

本記事では、代表的な素材とその素材が使われている伝統工芸品を紹介し、その特性や魅力に迫ります。




目次

1 木(Wood)

2 漆(Lacquer)

3 織物・染め物

4 金属(Metal)

5 和紙(Japanese Paper)

6 織物・染物(Textiles & Dyeing)

7 竹(Bamboo)

8 まとめ



1 木(Wood)


まずは「木」から紹介!

木は、古くから現在まで私たちの日常生活に寄り添い、様々な形で活用されています。

そのあたたかみのある味わい深さが多くの人を魅了し続けています。


✦ 特性と魅力

・軽くて加工しやすい

・温かみのある風合い

・経年変化で味わい深くなる


✦ 主な伝統工芸品

・漆器(輪島塗・津軽塗など):漆を塗り重ねて丈夫に仕上げる

・木工品(指物・曲げわっぱなど):職人の手仕事で精巧に組み立てられる



2 漆(Lacquer)


漆とは、日本をはじめとしたアジアの国々で古くから使われてきた天然素材です。

漆の樹から採れる樹液を精製し、木や紙、布に塗ることで、美しい光沢や高い耐久性を生み出し、高い実用性を誇っています。


✦ 特性と魅力

・光沢が美しく、耐久性が高い

・使い込むほど艶が増す

・抗菌作用があり、安全な素材


✦ 主な伝統工芸品

・漆器(輪島塗・山中漆器):美しい艶と堅牢な仕上がり

・蒔絵:金粉や銀粉を使った装飾技法




3 陶磁器(Ceramics & Porcelain)


陶磁器は、日本の伝統工芸の中でも特に歴史が深く、地域ごとに異なる個性を持つ工芸品です。

陶器と磁器の2種類があり、それぞれの素材や製法の違いによって独特の風合いが生まれます。


✦ 特性と魅力

・硬く透明感がある(磁器)

・土の風合いが感じられる(陶器)

・多様な焼成方法により表情が変わる


✦ 主な伝統工芸品

・有田焼(磁器):白磁の美しさと繊細な絵付け

・信楽焼(陶器):素朴で温かみのある質感




4 金属(Metal)


金属は、硬さや光沢、耐久性があり、古くから日本の工芸品において重要な素材とされています。

日本の金属工芸は、精緻な技術と美しい装飾が施された作品が特徴で、金、銀、銅、鉄など、さまざまな金属が使われています。


✦ 特性と魅力

・加工方法によって硬さや質感が変わる

・経年変化を楽しめる

・高い耐久性


✦ 主な伝統工芸品

・南部鉄器(鉄):保温性が高く、美しい鋳肌

・高岡銅器(銅):繊細な装飾が可能な鋳造技術



5 和紙(Japanese Paper)


和紙は、日本の伝統的な紙であり、1300年以上の歴史を持つ素材です。

薄くても驚くほど丈夫で、独特の肌触りとあたたかみを持っています。

その美しさと実用性から、書道や障子、工芸品など、さまざまな用途で使われてきました。


✦ 特性と魅力

・軽くて丈夫

・通気性・吸湿性が良い

・温かみのある風合い


✦ 主な伝統工芸品

・越前和紙:歴史ある高品質な和紙

・美濃和紙:薄くても丈夫で、光を透かす美しさ



いかがでしたでしょうか?

今回は一旦ここまで!

続きはページ下のリンク先より!


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著作:e-mo 運営チーム 原口玲菜

伝統工芸を「エモいインテリア」として発信する新ブランド 《e-mo》。

30人以上の伝統工芸職人と対話し、5年間にわたり伝統工芸の魅力を広める活動を展開。

大学生とOBOGによる組織運営のもと、時代に合った新しい形で伝統工芸を発信している。


エモくて、こだわりのあるインテリアを提案し、一つひとつの手作り製品に込められたストーリーを届けます。


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>>> 6~8 織物・染物(Textiles & Dyeing)とまとめ