2023/12/30 10:29

こんにちは。心の若さは永久不滅!共生プロジェクト社会人組の磯部達也です。
私たち「共生プロジェクト」とは、 “古き良き日本の伝統文化のすばらしさを世に広めよう!”という想いのもと大学生が立ち上げたプロジェクトです。
そんな私たちから、本日皆様にお伝えするのは…
伝統工芸品×電車
です(^_^)
○前置き
まず、伝統工芸品産業の状況を説明しますと下向きになっているのが現状です。
現代の人々にとっては、大量生産品の方が値段の安さなどによってより身近に使われています。
伝統工芸品はその文化的な価値や美しさ、手作り故の温かさなどその良さは誰もが認めるところですが、大量生産品と比べると高価なイメージが強く、旅行のお土産や何か特別な時の贈り物に買うことが多いようです。
特に、最近は物価高も続き、私自身も値段がより安いものに目がいきがちになってしまっているのが正直なところです。
しかし!
近年ですと、地球環境に優しい生活を心がけようと脱炭素社会など様々な取り組みが行われています。
その中で、伝統工芸品の良さが見直されてきています。
伝統工芸品は材料から作り方まで地球に優しいです。
石油製品と違って特別な処理をせずとも自然に返るような自然由来のもので作られています。
製作段階でも、1つ1つが職人の手作業で作られるものが多く、大量生産にありがちな電気や燃料を大量に消費することもありません。
また、物持ちも良く、壊れても修理して何世代にわたって使えるものばかりです。
確かに伝統工芸品は現代の大量生産品と比べて割り高かもれませんが、一生、もしくはお子さんや孫の世代にまでわたって長く使い続けるものとして考えればむしろ安い買い物ではないでしょうか?
「壊れたら新しものを買えばいい」
という発想から、
「長く大事に使い続ける」
という地球環境に優しい生活をしていきたいですね!
前置きが長くなってしまいましたが、我々が伝統工芸品がただ文化的に価値があるとか良いものだけで進めているのではないことはわかっていただけたかと思います。
ただ、実態としてはまだまだ伝統工芸品は身近ではありません。
そこで、伝統工芸品を広めるべく行われている様々な試みの一部を紹介したいと思います。
今回は電車です!
○電車×伝統工芸品
電車とコラボと聞くと、良くアニメやゲームとのコラボが思い浮かぶ人が多いと思います。
車両の外見に広告もかねてデザインされた車両を見かけることが多いと思います。
今回は、なんと!
伝統工芸品と電車のコラボがありましたのでそちらを紹介させていただきます!

場所は、京都京都市にある"京都市交通局20系"という電車。
乗った人からは思わず「まるで走る美術館!」という感想が出ています。
見た目は普通の電車のようですが、内装が違います。
まず、車イスやベビーカーの方などに配慮したいう多目的エリアの中央部(立ちかけシート)には、春夏秋冬の絵が描かれている京都の伝統工芸品「京扇子」が飾られていています。


まだまだ他にもありますよ!
車両間の貫通扉の上には金色の「釘隠し」がついていますし、吊り革の上部には「京組紐」が使われていています。
電車に乗りながら伝統工芸品を楽しめる、すてきな車両になっています!
なお、ここまでこだわっていますが、観光列車ではないので、通常の電車賃で誰でも乗れるようになっていて、気軽に伝統工芸品を間近で見られる場になっています!
まるで美術館のようですね。

他にも、近鉄の観光特急「あをによし」と呼ばれるものがあります。
「あをによし」とは、奈良時代の末期・8世紀頃に作られた日本に現存する最古の和歌集「万葉集」出てくる、“古都・奈良”にかかる枕詞です。
最初に紹介した電車と違い、外見がすごいです!
画像の通り、先頭車で目に入るのはエンブレムが特徴的です。
この金色のエンブレムも伝統的な模様の一つで「吉祥文様 花喰鳥(きっしょうもんよう はなくいどり)」が描かれています。
そして車体の側面には、天平文様の花柄をイメージした装飾が描かれていて、奈良の正倉院に収められている代表的な宝物、「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」でも使われている模様になります。

日本の中でも屈指の歴史と伝統がある京都・奈良だけあって、鉄道も伝統と融合していていい感じですね!
このように、伝統文化や工芸品も時代の流れに合わせて日々進化していっています。
ぜひ、日常に伝統文化を取り入れていきましょう!
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
より豊かな生活の一助になりますよう、今後も様々な観点から発信してまいります!
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