2023/12/03 19:47

こんにちは。心の若さは永久不滅!共生プロジェクト社会人組の磯部達也です。
私たち「共生プロジェクト」とは、 “古き良き日本の伝統文化のすばらしさを世に広めよう!”という想いのもと大学生が立ち上げたプロジェクトです。
そんな私たちから、本日皆様にお伝えするのは…
数値で見る伝統工芸
です(^_^)
”伝統工芸”と聴くと、なんとなく”職人の平均年齢が高い””古くから続く日本の文化の一つ”というイメージが強いと思います。
そこで、実際のところどうなのか?
グラフや数字を元に伝統工芸について紹介していきます!

グラフを見ていただくとわかりますとおり、
平成28年度に1,000億円を下回って以降、伝統的工芸品の生産額は次第に減っていっているのがわかります。
また、従業員数は緩やかな減少傾向にあります。
令和2年度は約5.4万人。
これは、“後継者不足”“需要の減少”“原材料・用具の減少”が関わってきます。
需要が減少すると産業として成り立たなくなり新たな職人のなり手を見つけるのが困難になります。
すると、生産される伝統工芸品の数が減り、その道具や原材料の需要が減り、供給量と供給者が減少します。
このまま手をこまねいていると、後継者がいないことによって技術の継承が途絶えてしまう恐れがあります。
また、コロナの影響による観光客の減少もあって、伝統工芸の市場の売り上げも減少傾向にあります。
伝統工芸品がまだまだ日常生活品としてではなく、お土産や特別なプレゼントとしての需要が高いというのがわかります。
ここまで伝統工芸品産業の厳しい状況を紹介してきましたが、現状を打開しようという動きもあります!
たとえば、日本も国として補助金を出しています。
伝統的工芸品産業支援補助金というのがあり、令和4年度予算額3.6億円です。
伝統工芸品は個人事業主や中小企業の手で作られていることが多く、大企業と比べると知名度が全体的に低かったり、金銭的に後継者の育成をする余裕が無いところもあります。
そこで、国内外の見本市への出店や後継者を育て上げるまでに養えるようにと補助金が出ています。
実際に、建築デザイン事務所やインテリアショップ等への販路拡大を狙って高岡銅器(富山県)が首都圏の展示会へ出展しています。
また、京都府では伝統工芸士のマンツーマン指導による「寺小屋塾」を開き、京焼・清水焼へ若者が興味を抱いてくれるきっけづくりにつながっています。
他にも、伝統的工芸品産業振興補助金というのがあり、令和4年度予算額7.2億円出ています。
これは伝統工芸を作っている一個人や企業ではなく、それらを日本中に、世界中に広めようと動いている財団や協会向けの補助金になります。
実際に日本では、国内展示販売会への企画・出展支援として池袋東武百貨店に全国約100産地が出展しました。
海外向けでは、伝統的工芸品ダイジェスト映像「TEWAZA」をYouTubeで公開。
身近に無ければなかなか興味がわきづらいもの。
人が集まる所で出展したり、現在の情報媒体を駆使したりと伝統工芸品の良さを知ってもらおうと様々な工夫を行っています。

また、なんと!
女性伝統工芸士の数がむしろ増加傾向にあります!
もともと家業が伝統工芸の人もいれば、全く関係のない仕事をしている中でたまたま目にした伝統工芸の魅力に惹かれて単身飛び込んでいった人もいます!
ジェンダー平等が世間で打ち出されている中で、女性の伝統的工芸品産業での活躍が進んでいます!
いかがでしたでしょうか?
実施に数字で見ると伝統工芸品産業の厳しい状況が見えてきましたが、一方でその魅力に惹かれてその世界に飛び込んでいく人や広めようと動いている人がいることを感じられました。
伝統工芸品は間違いなく良いものです。
ただ、触れられる機会が少ないからこそ、その魅力に気づいていない人が少ない。
だからこそ、伝統工芸品の魅力を発信していくことに意義があるとあらためて思いました。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
より豊かな生活の一助になりますよう、今後も様々な観点から発信してまいります!