2023/08/30 23:52
こんにちは!共生プロジェクトの山岸です!
私たち「共生プロジェクト」は、“古き良き日本の伝統文化のすばらしさを世に広めよう!”
という想いのもと、伝統文化にまつわる発信を行なっています!
バスケットボールW杯が開幕し、各国が連日激戦を繰り広げていますが、
1つ疑問が浮かびました。 それは、、、
「ユニフォームの色はどう決まっている?」
ということです。
国の威信を背負って戦う選手たちが身にまとうユニフォームの色にはどんな意味があるのか、というところから、日本に馴染みの深い色についてご紹介していきます。
【目次】
・日本を代表する「色」と言えば
・日本古来の色「和色」とは?
・色で選ぶプレゼント
【日本を代表する「色」と言えば】
国を代表する色の1つに「ナショナルカラー」というものがあります。
「ナショナルカラー」とは、その国の特徴を表す色とされていて、スポーツの国際大会でのユニフォームなどで見られる色です。
多くの国では国旗に使われている色がそのままナショナルカラーとされていますが、オーストラリアの黄色と緑やイタリアの青、オランダのオレンジのように、国旗にない色を採用する国もあり、それらは国固有の動植物に由来していたり、その国の歴史に関係していたりします。
さて、それでは日本の「ナショナルカラー」は何でしょう?
多くの場合は国旗と同様の「紅白」です。
ただし、サッカーの「青」や野球の「グレー」のように競技ごとで違うこともあります。
では、この「紅白」というのはいつ頃から日本を代表する色になったのでしょうか?
「紅白」の起源は平安時代末期の源平合戦とされています。
源氏が白旗を、平氏が紅旗を掲げて戦ったときに用いられた色であり、対照的な色合いでもあることから、日本において、伝統的に対抗する配色として用いられるようになりました。
「紅白歌合戦」や運動会の「赤組、白組」にもその名残が見られますね。
また、お祝いごととしての「紅白」の由来には諸説あります。
・紅=赤ちゃん、白=白装束として、人の一生を表す
・花嫁衣装である、裏地が赤の白無垢
・古来よりめでたいときに食べられていた「赤飯」と「餅」
このように「紅白」は昔から縁起の良い色として日本人に親しまれてきました。
【日本古来の色「和色」とは?】
「紅白」意外にも、古くから日本人に親しまれている色はたくさんあります。
それらの色のことを「和色」と言います。
日本は四季があり、季節によって異なる豊かな色彩を楽しめる国です。
そんな豊かな自然を活かして、草木や花、空や山や海から色の名前を取っているのが「和色」の特徴です。
ここで「和色」を3つ紹介していきます。

〈浅葱色(あさぎいろ)〉
ごく薄い藍色で、明るい青緑のような色。
新撰組の羽織もこの色が使われており、元々は武士の死に装束の色でした。
〈緋色(ひいろ)〉
緋は単独で「あけ」と読み、少し黄色が混ざった鮮やかな赤を意味します。
茜の根から取れる色で、日や火を連想させる色と言われています。
〈黄櫨染(こうろぜん)〉
黄櫨染は天皇しか身につけることができない「絶対禁色(ぜったいきんじき)」に指定されています。
禁色は聖徳太子の定めた「冠位十二階」による色で位を表したものが有名ですが、なんとこの黄櫨染は令和の今でも日本では天皇以外身につけることができないものとなっています。
【色で選ぶプレゼント】
私たち共生プロジェクトでは、様々な伝統工芸品を取り扱っています。
今回はその中から特に色が特徴的な商品をご紹介します!
〈江戸独楽〉
共生プロジェクトの江戸独楽は一つ一つ手作りで作られており、色彩も千差万別です。
止まっている独楽も美しいですが、回してみるとまた違った色彩が浮かび上がるのも独楽の面白さですね。
〈手描き友禅ちりめんストール〉
上質な着物の帯締めにも使われるちりめんに下書きなしで想いのままに筆を走らせて描く模様は文字通り、唯一無二。
20歳から半世紀以上に渡って友禅染と向き合ってきた石山氏の作品をぜひお手元に。
〈ニャンドゥティ〉
南米パラグアイの伝統的なレース編み「ニャンドゥティ」の色合いは、南国の自然のように鮮やかでカラフルなのが特徴です。
色だけでなくモチーフも様々なので、いくつも手に取ってみたくなります。
日本の「和色」との違いを楽しむのも良いですね。
【まとめ】
代表のユニフォームから始まり、日本古来の色について見てきました。
なぜ日本代表のユニフォームが紅白が多いのか、他の国のユニフォームの色にはどんな由来があるのか、など興味を持って調べてもらえたら幸いです。
また、プレゼントを選ぶ際は、色合いをテーマに選んでいくのも楽しそうですね。
共生プロジェクトでは日本の伝統工芸品を取り扱っているので、ぜひお気に入りの色を探してみてください。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさんの生活に日本の伝統文化が彩りを加えられるように、
今後も様々な観点から発信してまいります!