2022/11/22 00:00
こんばんは!
共生プロジェクトの山﨑です🔅
前回、私が担当させて頂いたブログにて
「伝統工芸品は、自然と共生する形で生まれていることで、大変奥深く、知れば知るほど理に適っていて面白い!」
と、お伝えさせて頂きました!
そこで今日は、具体的なお話を。
茨城県の北部にあたる、常陸大宮市では"西ノ内和紙"という和紙が作られています。
原料である楮も、同じ場所で作られていますが、この楮は全国的に見ると繊維が、短く太い。
その事によって、薄い和紙を作るには適さないが、強い和紙を作る事には適しています。
一方、他の地域では強くはないが薄さに長けた和紙を作れる楮が生息するところも。
これは、その土地の土や流れる水によって変わるそう。
「発注いただいても、ここの和紙が適している場合もあれば、そうでない場合もある。それは仕方ない事。」
そこに生きる植物(楮)の良さを生かしたものを作る。性質的に合っていないものを無理矢理生産するのではなく、良さを生かしたアウトプットをしていくところに、伝統工芸の魅力を強く感じます。
私たちが扱わせて頂いているのは、先ほどお話しした「強い和紙」。
日常生活で使えるものがたくさんあります!是非、お手元に一品。使ってみてください。