【会津木地】夫婦椀
¥21,170
なら 手数料無料で 月々¥7,050から
■夫婦椀(根来・曙)
何回も漆塗りを重ねた後、磨きをかける「研ぎ出し」の技法を用いています。
黒の塗りの上に朱を塗り重ね、その一部を磨いて下の黒を出す根来塗(ねごろぬり)。
この全く逆で、朱塗りの上に黒を塗り重ね、その一部を磨いて下の朱を出す技法が曙塗(あけぼのぬり)です。
この二つをセットにした夫婦椀(めおとわん)は、夫婦や恋人同士の絆を深めるともされている日本の伝統的な茶碗です。
石原氏の絶妙なバランス感覚によって作られたふっくらと包み込むような形に仕上げるロクロ挽き。内側から縁取りにかけて丁寧に研ぎ出し、何とも言えない風合いを醸し出す塗り技術。一つ一つ丁寧に愛情を込めて作られた石原氏の作品は二つとして同じものはありません。
栃の木のやさしい手触り感が伝わる優しい器のペアセット。結婚祝いや、銀婚式、金婚式のお祝いにも、喜ばれるお椀です。
【寸法】
直径:12cm
高さ:7cm(1個につき)
【素材】
材質:栃
塗:漆
【ご購入前に】
漆器は天然木と漆でできており、漆器作りは人の手仕事です。
季節によって漆の発色などもその都度違います。
写真と現物では木目や漆塗りの仕様は異なり、木目など選べませんのでご了承ください。
【使用上の注意】
電子レンジ、食洗器の使用不可。
【石原木工所について】
福島県会津若松市に4代続く木工所。山に入って木を切り、それをお椀などの器に加工する職人「木地師」を4代にわたって受け継ぎ、木地から漆塗りまで一貫生産しています。
漆器はいくつもの工程を重ねて作られており、その道を極めた職人たちのリレーによってできる分業制で作られてきました。
石原木工所では、創業より木地製作工程の全てを請け負ってきました。しかし、大量生産された器が海外より流入すると、瞬く間に日本人は安価なモノに飛び移り、さらにはプラスチックなどの使い捨て器を多用するようになり、一気に需要が落ちました。
存続の危機に至った3代目石原晋氏は大きな決断を下しました。自分たちで完成品まで作り直接お客様に販売する。独学で漆を学びはじめ、形にしてなんとか伝統を繋いできました。そんな姿を見た息子は漆を習い、今では4代目として工場に入り、「」という新たなシリーズを立ち上げました。
石原氏はいつも言います。
「100人に1人でもいいから、本物を知ってほしい。」
器を手に持って食す数少ない食文化である日本。
手に持ち直接口に触れるからこそ、熱伝導が小さく軽く滑らかで殺菌作用もある木の器を。
日本人のDNAに刻み込まれている優美で繊細な手仕事を一つの器から。
ぜひ、日々の生活に本物を取り入れることで、豊かな人生を送っていただきたいと思っています。